Nmoominのブログ

日々の記録を主に

2019年振り返り書きなぐり

 

2019年の始まりは、予想もしていなかった場所で迎えた。

 

年末からイスラエルエルサレムで行われるウィンタースクールに参加していたのである。

イスラエルといえば、小さい頃からニュース番組でよく話題にあがる、中学校の歴史でも習ったきな臭い国という印象があったため、行くことが決まったときは少しばかり緊張した。

 

実際行ってみれば、怖いことは特になく冬の日本に比べれば遥かに過ごしやすい気候だった。ただ、イスラエルというか中東料理が自分の口に合わなかったので食の面で苦労したことはあったけれど。

週末におとずれた死海の景色は一生忘れることはないだろう。

 

イスラエルから帰国してから数ヶ月の間はこの一年で一番メンタル的にきつかった。

というのも研究が全く進まなかったから。一体何を調べているのか、その先に何があるのか自分でもわからずイライラしていた。この時期に現状を変えようと留学を考えたのは今振り返るといい決断をしたと思っている。

 

なんだかんだあり今年も学振を出すことになったので4月5月はこればかりやっていたと思う。

ちょうどGWの終わり頃に高校時代から10年くらい続けていた合唱をやめることにした。一番直接的な理由は継続的に練習に参加することが難しくなったからなのだが、それ以外にも思うところは色々あったので。ここに書くことではないが、もうしばらくは合唱を演者としてやることはないと思う。

 

 

5月の終わりから6月の終わりまでは京都で1ヶ月の研究会があったのでずっと京大の近くに滞在していた。東大よりも京大のほうがキャンパスの周りに学生向けの安くて美味しいごはん屋さんがたくさんあるように思った。

ゴリラの肉厚ハンバーグがお気に入りである。ちょっと味が濃いけれど。

 

京都いる間は飲み食いをとにかく楽しんだ。(もちろん研究もした。)

わざわざ京大から四条の方まで出かけて立ち飲みの居酒屋をはしごしたり、日本酒のバーでしっぽり飲んだり。東京の飲食店よりも京都は街自体がコンパクトなこともあるのかお店側とお客さんの距離が近いように思った。嫌がる人もいるだろうが、東京砂漠に慣れきってしまった身としては心地よかった。お酒もいつもより進んだと思う。結果3,4キロくらい太ったと思う。

 

 

7月は共同研究者の教授が台湾から東京に滞在にきて集中して議論ができたので研究がまとまって進んだ。

 

8月は後半にニューヨークへ研究会へ参加するために渡米した。ニューヨークといってもマンハッタンではなく、ロングアイランドのはしっこである。ここが同じニューヨーク州なのかと驚くくらい景色が違うので驚いた。

研究会があったのはこんな牧歌的な景色が広がるところ。しかし毎日いると流石にすることがなくなるので週末はマンハッタンへ。ただ去年もいったことがあるので今年はブルックリンの方へ繰り出した。セントラルの方と違って街自体がアーティスティックで歩いていて楽しい。ただ沿岸部は再開発が進んでいるらしく高層マンションが立ち並んでいたが。

 

ニューヨークから帰ってきては、9月末からクリスマス前まで上で書いたようにイギリスに留学することになった。留学というのが正確なのかはわからないが、手続き上、先方の大学にapplyし学生証ももらったので一応留学ということにしておく。

 

 留学する前はこんな感じで弱気であったが、成果があがらなかった、ということはなかったと思う。滞在先でホストしてくれた教授がうまい具合にテーマをくれたので、自分はそれに従って計算しただけ、というのが実情だが計算がうまくいっただけ良しとしたい。なんとか論文にまとめられたらうれしいと思う。

さて今回の3ヶ月の滞在は、もし再来年からポスドクをする場合に海外で研究がやっていけるのか、生活できるのかをテストしてみたいという気持ちがあって挑んだものだった。

向こうではなるべく学生というよりもポスドクとして過ごそうと努めたつもり。現地の学生とよりもポスドクとなるべく絡むようにしたし、ジャーナルクラブでトークもさせてもらった。ランチも一緒に行くようにした。ホストしてくれた教授は中々忙しいらしく週3日ほどしか大学に来ていなかったが、おおよそ毎週アポも取らずふらっと居室までいく自分と議論に付き合ってくれて本当にありがたかった。自分のような幼稚園児レベルの英語でも我慢強く議論続けてくれる素晴らしい人だった。このおかげでイギリス滞在の間にスピーキングは以前よりもかなりマシになったと思う。ただ、帰国して早速英語を話す機会が当たり前だが激減したためどうにか継続して英会話を続けたいという気持ちがある。後リスニングは結局微差程度しか改善したかったように思う。

 

滞在中は殆ど毎日ビールを飲んでいた。というのは嘘だがツイッター上でビールの写真をあげまくった結果そのような印象づけに成功したようである。

イギリスのパブはだいたい3~5ポンド程度でUK1パイント飲めるため日本よりも遥かにコスパがいい。そして、日本では中々飲めない生のギネスが当たり前のように飲める。日本にいるときはあまり感じなかったが、これがなんとうまいこと!素晴らしく滑らかな舌触りとまろやかさで何杯でも飲めてしまう味なのである。ぜひイギリスに行く予定がある人は騙されたと思ってパブでギネスを頼んでほしい。

 

 これはギネスではない。

 

 

そんなこんなで高速で2019年を振り返った。このブログは紅白歌合戦とガキ使を交互に見ながら書いている。

以下短く総括する。

研究的には今年はあまり振るわなかった。結局論文は一本しか出せなかったし、これを出すまでの数ヶ月が結果がほぼあるのに執筆がほぼずっと律速段階にあった。共同研究の仕様上しょうがないけれど。イギリスで始めた研究はどうにかなると信じて来年は3本は出したい。D論もあるので。

プライベートでは元旦に毎週映画を見るといったが、3ヶ月くらいで早速リタイアした。それ以降は中々映画を見る時間がとれず、日本から離れていたこともあったりして思うように見れなかった。来年はもっと積極的に映画を見ていきたい。

 

それではよいお年を。